「アメリカ式の稼いだらプロ」が理にかなっている理由とは?
日本のマイナースポーツ業界の間違いは、
それだけで生きていけないのにプロと名乗れること。
1円も稼いでいなくても、プロと名乗れる。
これがそもそもの間違えのはじまりだとおもう。
「プロの資格を取ることが夢だ」という若い選手をつくり出し、プロになってもそれだけで稼いでいくという強い意志を持った選手が育たない。稼ぐこと自体がかっこ悪い、恥のある行為だという環境をつくり出している。実際は、稼げないプロはかっこ悪い!
私がプロになった頃は違ったが、今はプロの資格をとっても1円にもならない。
プロの資格をとることを目指すのではなく、それ一本で生きていけることを目指ことを教える必要がある。
一本で生きていけるようになれば、必然的に、実力はついてくる。
一本で生きていけないと、いずれ抜かれる。
365日 x 10年間 集中できる人と、
バイトや仕事の合間に時間を割きながらやっている選手では、いかに実力があっても10年経てば追いつけない差が生まれる。
日本では、そういう姿も美徳とされるが、プロとして名乗るなら決してかっこ良くない。
憧れて出会った選手が、実は居酒屋のバイトや土方だと知ったら、本当に夢を与えることができるのだろうか?
それだけで生きていけるようになった人だけをプロと呼んだ方いい。
スポーツの世界はやはりアメリカの方が断然に先を行っている。
19歳の頃、スノーボードの練習で4ヶ月アメリカに行った。その時に知ったことは、アメリカは、稼いで初めてプロとい名前がつくということだった。
日本ではない考え方に衝撃を受けた。先輩達や周りの人と言っていることが全く違う世界を生で見ることができた。
私は、19歳の時にアメリカ式でいこうと考えた。
でも、日本ではプロ資格がないことでいろいろいわれるのは嫌なので、一応21歳でプロの資格は取得し、23歳でプロの資格をやめ、「アメリカ式の稼いだらプロ」という方向に更にシフトした。
結果的には、この「アメリカ式の稼いだらプロ」という概念を知っていたことで、
実力のない自分でも、10年間でたくさんの選手を抜くことができた。
なぜなら、プロ選手として、最低400万円活動で必要だとすると、
それをまずまかなえるかが勝負になる。
プロのレベルがあがれば、初めは100万円だった活動費も年をおうごとにどんどん増えていく、そして、契約金でまかなえない場合は、バイトや仕事でお金を貯めなければならない。結局は、バイトや仕事に縛られ動けなくなるという負のスパイラルに陥る。
400万貯めようとおもうと普通に仕事をしても、なかなか貯まる金額ではない。
このことを知らないことで、多くの選手は潰れていく。
なぜ、プロ選手になった人がどんどん伸び悩むのか?原因はここにある。どんどん膨らむ活動費に飲み込まれ動けなくなるのが原因。
プロであれば、周りの期待も大きくなる。それに100%答えようとおもえばおもうほど、お金がかかり逆に動けなくなっていく。
だからこそ、「アメリカ式の稼いだらプロ」という概念が必要不可欠となってくる。若い選手やこれから自分のやりたいことを実現したい人は、是非、アメリカ式を学んで欲しい。
Ichigo
PS
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