「 ソチオリンピックから学ぶこと 」
やっぱりサッカーの本田選手などの
立ち振る舞いと比べるとまだ趣味レベルと
捉えられても仕方が無いと思う。
数十億以上を稼ぎだすメジャースポーツと
1,000万円~数千万がマックスの
マイナースポーツの選手を比べていいのか分からないが、
1つ1つのコメント、立ち振る舞いに差がありすぎる。
本田選手は、試合後のインタビューでも
常に真剣で、危機迫る緊迫感を感じる。
たとえ勝ったとしても、こんなレベルではダメだ。
というシリアスなコメントが多いのに比べ、
マイナースポーツは、楽しかった。
というようなファンな部分のコメントが多い。
もちろん、元マイナースポーツの出身者として、
凄く理解できる。
競技の楽しみを伝えたいという気持ちも分かる。
でも、今後もっと上のレベルを目指すなら、
本田選手などのメジャースポーツの選手の
振る舞いを追いかけていくべきだと思う。
ここでよく起こる勘違いは、
数十億以上をかせいでいる選手だから
そういう立ち振る舞いをしている。
自分もそのぐらいもらったら、
そういう立ち振る舞いができる。
という考え方。
現実は逆だと思う。
本田選手のような立ち振る舞いができるから、
数十億以上の契約金が生まれる結果になる。
というプロセスだと思う。
実際は、本田選手と同じぐらいの実力を持ちながら、
注目を全く浴びていない選手も多いと思う。
ここが本田選手のセルフブランディングの凄いところ。
立ち振る舞いが契約金が加算されると考えると、
マイナースポーツは、加算点が弱くなる。
技術力 + 人気度 + 立ち振る舞い
という契約の方程式をつくってもいいと思うぐらい。
決して、マイナースポーツをけなしている訳ではない。
メジャースポーツから学んだ方が、
アスリートはハッピーになれるというだけの話。
命を削って、死とギリギリのところで
パフォーマンスをしているからこそ、
もっと稼いでいかなければならない。
現実論でいくと、マイナースポーツの選手は、
契約金が500万円に満たない選手が大半。
プロのライセンスを持っていながらも、
1円も契約金が発生していない人も多い。
この現状をただカッコいいとか、
技術を磨けばそのうち打破できる。
と考えるのは難しいと思う。
スノーボードという業界を約20年間見てきてそう思う。
今までの延長では、日本から億単位の選手は出ない。
宝くじレベルで、瞬間的に数人の選手が
出るかもしれないが、
メジャースポーツのように、数十億の選手が
ごろごろいるような安定性は難しくなる。
このオリンピックからマイナースポーツが
何を学び、何を実行するか?
この辺りが本当は大切だと思う。
自分をブランディングしていく
という観点から見ても、
どの選手のブランド力が優れているかを
見極める目も必要となってくる。
今日の夜は、ハーフパイプ。
元バートンチームとして、
平野歩夢選手
ミラクルを期待してます!
Ichigo